個人間無料送金アプリ『Kyash』正式版のサービスが2017年4月5日よりスタートしました。これは割り勘の精算やプレゼントの共同購入、旅行やイベントの集金など、個人間のお金のやり取りが簡単に、無料でできるサービス。現在はiPhone版のみなのですが、追ってAndroid版もリリースされる予定です。このような個人間の送金サービスは『LINE Pay』を始め、いろいろと出てきているのですが、『Kyash』の利点は登録時に本人確認が不要なので、すぐに使い始められるところです。そして『Kyash』のアプリを持っていない人にも、送金ができるところです。お金を受け取るためには結果的にアプリのインストールが必要になるものの、送金する側にとってはアプリを持っているかどうかを確認したり、お金を送りたいけど送れないといった面倒がないのです。送金のためのお金はアプリに登録したクレジットカードやデビットカード(Visa/Mastercard)から出金されます。事前にお金をチャージしておく必要はなく、送金の金額がそのまま引き落とされるので手間がかかりません。『Kyash』アプリを持っている人はもちろん、LINEやFacebook、Twitter、メールを通じてメッセージを送り、リンク先からアプリをインストールしてお金を受け取ってもらうことができるのです。一方、『Kyash』で受け取ったお金は、アプリ内に新しく発行されるVisaプリペイドカードに貯まり、別の人への送金に使ったり、約4400万店のVisa加盟店でのネットショッピングのほか、モバイルSuicaへのチャージなどにも利用できます。
 

先月発表された、Samsung(サムスン)の新型スマートフォン「Galaxy S8」。背面に移動した指紋認証機能だけでなく、虹彩認証や顔認証が使えるのもウリ…なのですが、どうやらこの顔認証のロック解除がスマホに表示した顔写真で突破できてしまうようなのです。そのような動画もアップされています。この動画を投稿したのは、YouTubeアカウントのiDeviceHelpです。登録した顔写真を、他の端末に表示して近づけると…たしかにロック解除できてしまっています。スマートフォンは持ち主とその顔がはっきりしているので、もしかしたら友達や知り合いでもロック解除が可能かもしれません。なおカメラを利用した顔認証にはこのような、他人のなりすまし、あるいは本人が認証されないなどの問題があるので、スマートフォン向けの生体認証の手段としては現時点では主流とはいえません。Galaxy S8の場合も、Samsung Pay(支払いシステム)やセキュアフォルダにアクセスするためには指紋認証や虹彩認証が必要となります。つまり顔認証でのロック解除は、あくまでもお手軽なセキュリティ手段として採用されたのですね。この動画は発表イベントのお披露目の場で撮影されたので、4月21日の出荷日までにはなんらかの改良やセキュリティ対策が施されることが期待できます。Samsungが投入する最高にクールな新型スマートフォン、安心して使いたいものです。