MVNOが提供する、いわゆる「格安SIM」は男性ユーザーの割合が高い傾向にあります。それでも、少しずつではありますが女性ユーザーも増えてきているのです。もっとも、購入の傾向には、有意な男女差が見られるようです。
 「イノベーター層」への普及が一巡し「アーリーアダプター層」への普及期にさしかかったMVNO(仮想移動体通信事業者)のいわゆる「格安SIM」です。このステージにおいては、女性ユーザーの比率を高めることが課題となるのですが、障壁も少なくないといわれています。女性は「格安SIM」に“不安”を覚える? MVNO2社が語る普及への課題と解決法は。ただ、MVNOサービスにおける女性ユーザーは少しずつではあるが増えてきています。女性の格安SIMユーザーは、男性と比べてどのような特徴があるのでしょうか。女性は「音声通話対応プラン」「端末セット」の傾向が強い。MVNOサービスの利用者に限定して実施した調査によると、データ通信用プランと音声通話対応プランの契約比率はおおむね「6対4」となっている。しかし、女性ユーザーに限定すると、その比率が「半々」になったそうです。このことから女性は、音声通話対応プランに対するニーズがより高いことがうかがえます。利用する端末にも特徴があります。男性は端末を別途購入する人が一番多く、もともと使っていた端末をそのまま使い続けるケースや中古端末を使うケースも多いのです。それに対して、女性はSIMと端末をセット購入する人が一番多く、それに端末の別途購入が続いているのです。女性は、男性よりもSIMカードと端末のセット販売に魅力を感じているようです。