スマートフォンとはつくづく扱う人間によって無限大の可能性があるものだなと最近思う。
パソコンも同じように、用途によって様々なプログラムを入れて、様々な使用方法があるが、さらにスマートフォンは外で簡単にもちあるけ、いつでも見ることができる利便性がある。クラウド化によって、端末自体の容量を考えなくていいので、その利用方法は広がるばかりだ。
「次世代農業EXPO」でベジタリアがブースに置いた「PaddyWatch」はまさにその可能性を一つ広げた新しいシステムである。
ターゲットは田んぼである。
田んぼに子機のポール上の機器を刺しておき、水温や水位、湿度、温度を親機に集約してデータ化し、ドコモの3G回線を利用してクラウドに集約するシステムで、スマートフォンやタブレットでその情報を閲覧することができるというものだ。
大規模な農家だと、そういった情報を毎日見回ることに数時間を要しているそうだ。そうしないと、水の温度や水位で、稲に様々な影響が出て、品質が下がってしまうからだ。つまり品質が高い米ほど手をかけられているものということだ。
またこの内容を個人だけではなくJAや県の指導員と共有するということで、栽培の指導にも役立つのではないかとされている。
農家兼業の方であれば、離れたところで別の仕事をしながら田んぼの見回りもできてしまう。
田んぼを持っている方で、見回りについて苦労していた人たちににとっては興味をそそられるツールとなりそうだ。