“リーズナブルな価格でiPhoneを持てるということで人気を集めているiPhone SE(第2世代)ですが、今回はiPhone SE(第2世代)のデメリットについてまとめてみましょう。
【指紋認証に対応しているものの、優位性はそれほどない?】
iPhone SE(第2世代)は指紋認証(Touch ID)によって、新型コロナウイルス禍や花粉症などでマスク装着が一般的になっている時でも、顔認証に比べてロック解除が便利として話題になりました。iPhone SE(第3世代)においても、この指紋認証の機能はそのまま継承されています。ただ現在ではiPhone13/12シリーズの顔認証(FaceID)に置いては、マスク装着時のロック解除に対応しているため、便利さの差はほぼなくなっていると言えるでしょう。マスク装着時の快適さを優先してiPhone SE(第3世代)を選ぶ必要はなくなったと言えます。
ただ指紋認証であれば目元を覆うサングラスなどを装着している時でもロック解除が可能で、ロック解除が必要なApple Payメインカードでの非接触決済時のロック解除からタッチへの流れがややスムーズという面もあります。
【iPhone SE(第3世代)のデメリットとは?】
iPhone SE(第3世代)のデメリットとして挙げられるのが「画面サイズの小ささ」ですえ。スマホの使い方に慣れ、動画視聴や高画質でのゲームを楽しんでいると、より大画面の上位モデルが使いやすいと感じてしまいます。その場合、iPhone SE(第3世代)は画面サイズが小さく感じてしまうかもしれません。
またiPhone SE(第3世代)の欠点として「バッテリーの持ちの悪さ」もあります。バッテリーの持ちがよい機種は非常に人気が高いですが、iPhone SE(第3世代)はそれほど充電の持ちがよい機種とは言えません。
欠点を理解しつつもiPhone SE(第3世代)を利用したいという場合には、モバイルバッテリーを持ち歩く、iPadと併用するなどの対策をするとよいでしょう。
【iPhone SE(第3世代)のパフォーマンスは?】
iPhone SE(第3世代)はiPhone13ProやiPhone SE(第2世代)と比べてパフォーマンスはどうなのでしょうか?まず5Gに関してはSub-6や4Gからの転用周波数帯に対応しています。ただ最大通信速度はiPhone13シリーズとは異なります。例えばドコモやauの場合、iPhone13シリーズは4×4MIMO対応アンテナ搭載で下り最大4.2Gbps、上り最大218Mbpsでの通信に対応。しかしiPhoneSE(第3世代)は2×2MIMO対応アンテナ搭載で、下り最大1.3Gbps前後、上り最大218Mbps前後と下りの最大速度がやや劣ります。
処理性能については、iPhoneSE(第3世代)はA15 Bionicと4GBのメインメモリを搭載。同じプロセッサでGPUが1コア多い5コアのiPhone13 Pro、「A13 Bionic」搭載のiPhoneSE(第2世代)、「A14 Bionic」搭載の「iPhone 12 mini」の4機種でAntutuベンチマークスコアを比較したところ、iPhone SE(第3世代)のA15 Bionicはスマホ全体でも上位クラスの処理性能を持ちます。しかし同世代プロセッサ搭載のiPhone 13 Proよりスコアが低く、1世代前のA14 Bionicを搭載のiPhone 12 miniとほぼ同じスコアとなりました。前機種iPhone SE(第2世代)と比べるとスコアに約1.26倍の差があることが分かったのです。
【iPhone SE(第3世代)のカメラ性能は?】
iPhone SE(第3世代)のカメラ性能はiPhone SE(第2世代)とほぼ同じ仕様となっており、1200万画素を搭載。画素数は同じであるものの、A15 Bionic搭載により、Deep FusionとスマートHDR4による撮影処理や、好みの撮影設定を指定できるフォトグラフスタイルに対応しています。ただiPhone 13/12/11シリーズでおなじみのナイトモードにはiPhone SE(第3世代)対応しないのでご注意ください。”